WISCの結果を受け取ったとき、
「この結果はどのくらい信頼できるのだろう」と疑問に思う保護者の方もいるかもしれません。
「その日の調子で変わるのではないか」
「小さい子どもでも正確に分かるのだろうか」
こうした疑問を持つこともあるでしょう。
この記事では、WISCの結果をどのように理解すればよいのかについて整理します。
その日の調子で結果は変わるのか
「その日の調子で結果が大きく変わるのではないか」と心配する保護者の方もいます。
WISCは子どもの認知の特徴を見るために作られている検査であり、基本的にはその子どもの傾向が反映されるように設計されています。
もちろん、緊張していたり疲れていたりすると、多少の影響が出ることはあります。
そのため、検査では子どもの様子もあわせて観察し、必要に応じて所見として記録されることがあります。
また、最初は緊張していても、検査を進めるうちに慣れて本来の力を発揮できることもあります。
検査結果には誤差がある
WISCの検査結果には、一定の誤差があると考えられています。
そのため、結果の資料には「信頼区間」と呼ばれる範囲が示されることがあります。
これは、その数値の前後にある程度の幅があることを示しています。
たとえばIQが100と出た場合でも、その前後に数点程度の幅があると考えられます。
このように、検査結果は一つの数字だけを見るのではなく、ある程度の幅をもって理解することが大切です。
小さい子どもでも分かるのか
WISCは、5歳から実施できるように作られている検査です。
年齢ごとに基準が作られているため、同じ年齢の子どもたちの中でどの位置にあるのかを見ることができます。
そのため、幼児期の後半からでも子どもの認知の特徴を把握することが可能です。
結果を見るときに大切なこと
WISCの結果を見るとき、多くの保護者がまず注目するのはIQの数字です。
しかし、検査の結果は数字だけで理解できるものではありません。
大切なのは、その子どもがどのような頭の使い方をしているのかを理解することです。
指標ごとの特徴や、得意な部分と負担のかかりやすい部分などをあわせて見ることで、子どもの認知の特徴がより具体的に見えてきます。
