WISCの結果を受け取ったとき、多くの保護者が気になるのがIQの数字です。
「この数値は低いのでしょうか」
「どのくらいが平均なのでしょうか」
といった疑問を持つこともあるかもしれません。
この記事では、WISCのIQの目安や、結果を見るときの考え方について整理します。
IQの平均は100
WISCでは、IQの平均は100とされています。
多くの子どもは、その前後の範囲に分布しています。
この数値は、同じ年齢の子どもたちの中で、どのあたりに位置しているかを示す目安として用いられます。
そのため、IQの数字は「できる・できない」を決めるものではなく、全体の傾向を理解するための参考として見ることが大切です。
IQの目安
IQの分布には一定の傾向があり、おおまかには次のような範囲で考えることができます。
・90〜110前後:平均的な範囲
・80〜90:平均よりやや低い
・110〜120:平均よりやや高い
このような目安はありますが、数値だけで子どもの能力や可能性が決まるわけではありません。
結果を見るときには、その子どもの特徴を全体として理解することが大切になります。
IQ70という数字
IQ70前後という数値は、知的機能の評価において一つの目安として扱われることがあります。
ただし、知的な発達の状態は、IQの数値だけで判断されるものではありません。
日常生活での適応の様子や生活の中での困りごとなども含めて、総合的に考えられます。
そのため、検査結果は数値だけでなく、生活の様子とあわせて理解することが重要になります。
IQ80前後の場合
IQが80前後の場合、平均よりやや低い範囲に入ります。
この数値だけで問題があると決まるわけではありませんが、学習や日常生活の中で負担が見られる場合には、結果の解釈を慎重に行うことが大切になります。
検査では、その子どもがどのような場面で困りごとを感じやすいのかを理解するために、指標ごとの特徴や凹凸などもあわせて見ていきます。
パーセンタイルという考え方
IQの数字を理解する方法として、「パーセンタイル」という指標が用いられることもあります。
これは、同じ年齢の子どもを100人並べたときに、どのあたりの位置になるかを示すものです。
たとえば、パーセンタイルが10の場合、100人中下から10番目あたりに位置することを意味します。
このように順位のイメージで考えると、数値の意味が理解しやすくなることがあります。
数字だけで判断するものではない
WISCの結果を見るとき、多くの保護者がまず気になるのはIQの数字です。
しかし、検査の目的は単に数字を評価することではありません。
大切なのは、その子どもがどのような特徴を持っているのかを理解することです。
たとえば、同じIQの数値であっても、指標ごとの特徴や凹凸の現れ方によって、日常生活での様子は大きく異なることがあります。
そのため、結果を理解するときには、数字だけを見るのではなく、どのような特徴があるのかを全体として考えることが大切になります。
