WISCの結果を受け取ったあと、
「で、どうしたらいいのか分からない」と感じる方は少なくありません。
数値や指標の説明は理解できても、
日常の関わり方にどうつなげればいいのかは別の話です。
この記事では、WISCの結果をふまえて、
家庭で無理なく取り入れられる支援を5つ紹介します。
前提:結果は「性格」ではなく「特性」
まず大切なことがあります。
WISCの結果は、
「できる・できないの評価」ではなく、
得意・苦手の傾向を示したものです。
そのため、
・苦手を責めるためのものではない
・得意を活かすためのヒント
・環境調整の手がかり
として使うことが重要です。
支援①:指示は「短く・具体的に」
ワーキングメモリーが弱い場合、
・長い説明
・一度に複数の指示
は理解が難しくなります。
例
× 帰ったら手を洗って、宿題して、準備してね
○ まず手を洗おう
必要に応じて、1つずつ伝えるだけで、
行動しやすさは大きく変わります。
支援②:情報を「見える形」にする
処理速度や理解の負担を減らすためには、
情報を目で見える形にすることが有効です。
・やることリスト
・スケジュール表
・チェック表
などを使うことで、
「何をすればいいか分からない」という状態を防げます。
支援③:得意な力を入り口にする
WISCには「得意な指標」も必ずあります。
例えば、
・言語理解が高い → 言葉で説明する
・視覚推理が高い → 図やイメージで示す
このように、得意な力を入り口にすることで、
苦手な課題にも取り組みやすくなります。
支援④:成功体験を積み重ねる
苦手が続くと、
・自信の低下
・やる気の低下
につながります。
そこで大切なのが、
「できた経験」を意図的につくることです。
・少し簡単な課題にする
・手助けして成功させる
これだけでも、行動は変わってきます。
支援⑤:「できない理由」を考える
叱る前に、
「なぜできなかったのか」を考えることが重要です。
例えば、
・指示が長すぎた
・手順が分からなかった
・疲れていた
原因が分かれば、対策も見えてきます。
これは、WISCの結果を活かす上で重要な視点です。
まとめ
WISCの結果は、
日常の関わり方を見直すためのヒントになります。
大切なのは、
・苦手を責めないこと
・得意を活かすこと
・環境を整えること
そして、
「できる形に変えていく」ことです。
少しの工夫で、子どもの負担は大きく減ります。
無理のない範囲で、できることから取り入れてみてください。
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