WISCの結果説明で
「視空間が少し低めですね」
と言われることがあります。
視空間という言葉はあまり聞き慣れないため、
「何が苦手という意味なのだろう」
と感じる保護者も多いかもしれません。
視空間では主に
- 形を見て理解する力
- 空間の関係をとらえる力
- 見本を見て再現する力
などを見ています。
視空間で見ている力
WISCでは主に次のような課題で視空間の力を見ています。
例えば
- 積木を使って見本と同じ形を作る
- 図形がどのパーツで構成されているかを考える
といった課題です。
これらは
「見た形を頭の中で整理する力」
と関係しています。
検査場面で見られる様子
視空間が弱い場合、検査では
- 見本と同じ形を作るのに時間がかかる
- 形の向きがずれてしまう
- 見本を見ても作り方が分からない
といった様子が見られることがあります。
一方で、パズルなどが得意な子もいるため、
日常生活ではあまり困り感が目立たないこともあります。
日常生活ではどう見えるか
視空間の特徴は、日常生活でははっきり現れないこともあります。
ただし場合によっては
- 身の回りの物を整理するのが苦手
- 形を真似する遊びが苦手
といった形で見えることがあります。
他の指標との関係
WISCでは視空間だけでなく
- 言語理解
- ワーキングメモリー
- 処理速度
- 流動性推理
など、さまざまな力を見ています。
そのため、視空間の数値だけで子どもの能力を判断することはできません。
例えば
▶【WISC】ワーキングメモリーが低いと言われたときの考え方
など、他の指標と合わせて理解することが大切です。
数字だけで判断しない
WISCの結果は
「できないこと」
を決めるものではありません。
子どもによって
- 言葉の理解が得意
- 推理が得意
など、さまざまな強みがあります。
視空間の結果も
子どもの特徴を理解するための手がかり
として考えることが大切です。
