WISC(ウィスク)の結果について調べていると、
「4つの指標」
「5つの指標」
という説明が出てくることがあります。
また、
「昔受けたときは流動性推理がなかった」
「視空間という項目を初めて見た」
という保護者の方もいるかもしれません。
これは、
WISC-IV(第4版・以前の版)と
WISC-V(第5版)
の違いによるものです。
この記事では、
・WISC-IVとWISC-Vの違い
・4指標と5指標の違い
・昔の結果を見るときの注意点
を分かりやすく整理します。
WISC-IVとWISC-Vとは?
保護者の中には、
「うちの結果は4指標だった」
「ネットでは5指標と書いてある」
と戸惑う方もいるかもしれません。
これは、WISC-IVとWISC-Vという版の違いによるものです。
日本では、WISC-IV(第4版)が長く使われてきました。
現在は改訂版であるWISC-V(第5版)が主流となっています。
そのため、
インターネットで調べた内容と、
手元の結果報告書の内容が違って見えることがあります。
一番大きな違いは「4指標」と「5指標」
WISC-IVでは、
結果は4つの指標で示されていました。
・言語理解
・知覚推理
・ワーキングメモリー
・処理速度
一方、WISC-Vでは、
結果が5つの指標で示されます。
・言語理解
・視空間
・流動性推理
・ワーキングメモリー
・処理速度
大きな違いは、
👉 WISC-IVの「知覚推理」が、
👉 WISC-Vでは
「視空間」と「流動性推理」
に分かれたことです。
「知覚推理」はどう変わったの?
WISC-IVの知覚推理には、
・図形や空間を捉える力
・法則やパターンを見つける力
などが含まれていました。
WISC-Vでは、
これらをより細かく理解できるように、
視空間
図形や位置関係を捉える力
流動性推理
ルールや法則を見つけて考える力
として分けて評価するようになりました。
そのため、
WISC-IVでは同じ「知覚推理」の中に入っていた特徴が、
WISC-Vでは別々の指標として見えるようになっています。
昔の結果と今の結果は比較できる?
保護者としては、
「以前受けた結果と比べてどうなの?」
と気になることもあると思います。
結論から言うと、
👉 完全に同じものとして比較することは難しい
です。
なぜなら、
WISC-IVとWISC-Vでは、
指標の構成や下位検査が一部変わっているためです。
ただし、
全体的な傾向や、
得意・不得意の特徴を見る参考にはなります。
「うちは4指標だったけど大丈夫?」
WISC-IVで説明を受けた保護者の中には、
「うちの結果は古いのかな」
と不安になる方もいるかもしれません。
しかし、
👉 WISC-IVの結果が無意味になるわけではありません。
当時の基準で、
適切に実施された検査結果です。
大切なのは、
数値だけを見ることではなく、
・どんなことが得意だったのか
・どんな場面で困りやすかったのか
・どのような支援が合いそうか
を理解することです。
まとめ
WISC-IVとWISC-Vの大きな違いは、
👉 4指標から5指標になったこと
です。
特に、
・視空間
・流動性推理
が独立したことで、
子どもの得意・不得意を、
より細かく理解しやすくなりました。
一方で、
昔の結果が無意味になるわけではありません。
大切なのは、
数値だけを見ることではなく、
👉 その子の特徴や支援のヒントとして結果を活用すること
です。

