WISCの結果説明で、「凹凸が大きいですね」と言われることがあります。
この言葉を聞くと、
「かなり問題があるという意味?」
「発達に大きな偏りがあるの?」
と不安になる保護者の方も少なくありません。
ですが、「凹凸が大きい」という言葉だけで深刻に考えすぎる必要はありません。
この記事では、凹凸が大きいと言われたときの意味と、どのように結果を見ればよいのかを整理します。
「凹凸が大きい」とはどういう意味?
これは、指標ごとの得点差が比較的大きいことを意味します。
たとえば、
- 言語理解は高い
- ワーキングメモリーは低い
など、得意と苦手の差が大きい状態です。
凹凸自体については、【WISCの凹凸とは?】指標のばらつきが意味するものでも解説しています。
凹凸が大きい子によくある特徴
凹凸が大きい子では、次のような様子が見られることがあります。
- できることとできないことの差が大きい
- 得意な場面では非常によくできる
- 苦手な場面になると急に難しくなる
そのため、周囲からは
「できるのにやらない」
「気分にムラがある」
と誤解されることがあります。
園や学校で困りごとにつながることもある
例えば、
- 得意教科はできるのに苦手教科だけ極端に苦戦する
- 話は上手なのに指示が通りにくい
- 理解は早いのに作業だけ遅い
といったことがあります。
このように、凹凸が大きいと「できる部分」が目立つため、苦手さが見えにくくなることがあります。
大切なのは苦手部分への配慮
凹凸が大きい場合には、得意な部分だけを見るのではなく、苦手な部分にも目を向けることが大切です。
例えば、ワーキングメモリーに課題がある場合は、【WISC】ワーキングメモリーが低いと言われたときの考え方のように、指示を短く区切る工夫が役立つことがあります。
処理速度に負担がある場合は、【WISC】処理速度が低いと言われたときの見方も参考になります。
まとめ
WISCで「凹凸が大きい」と言われても、それだけで問題が大きいとは限りません。
大切なのは、
- どこが得意なのか
- どこに負担があるのか
- 生活にどう影響しているのか
を整理することです。
凹凸が大きい場合ほど、子どもの得意・苦手を理解して関わることが大切になります。