WISCの結果説明で
「流動性推理が少し低めですね」
と言われることがあります。
しかし「流動性推理」という言葉は聞き慣れないため、
「何が苦手という意味なのだろう」
と感じる保護者も多いかもしれません。
流動性推理では主に
- 初めて見る問題を考える力
- パターンやルールを見つける力
- 情報をもとに推理する力
などを見ています。
流動性推理で見ている力
WISCでは例えば
- 図形の並び方のルールを見つける
- どの図形が当てはまるかを考える
といった課題で流動性推理の力を見ています。
これらは
これまでの知識ではなく、その場で考える力
と関係しています。
検査場面で見られる様子
流動性推理が弱い場合、検査では
- 問題を見ても手がかりがつかめない
- 途中で答えられなくなる
- しばらく考えて止まってしまう
といった様子が見られることがあります。
そのため、課題が進むにつれて
早い段階で難しくなる
こともあります。
日常生活ではどう見えるか
流動性推理の特徴は、日常生活ではあまり目立たないこともあります。
ただし場合によっては
- 新しいやり方を理解するのに時間がかかる
- 初めての問題で戸惑う
といった様子として見えることがあります。
他の指標との関係
WISCでは
- 言語理解
- ワーキングメモリー
- 処理速度
- 視空間
など、さまざまな力を見ています。
そのため、流動性推理の結果だけで子どもの能力を判断することはできません。
例えば
▶【WISC】ワーキングメモリーが低いと言われたときの考え方
など、他の指標と合わせて理解することが大切です。
数字だけで判断しない
WISCの結果は
「できないこと」
を決めるものではありません。
子どもによって
- 言葉の理解が得意
- 視覚的な課題が得意
など、さまざまな強みがあります。
流動性推理の結果も
子どもの特徴を理解するための手がかり
として考えることが大切です。
